Kid Stardust on Tani-9

これからの時代を生き抜くためにお金の稼ぎ方について勉強してみよう。

ネットで知り合った20代の男の子に読み終わった自己啓発本を貸してほしいと言われて、何にしようか考えてみた。自己啓発本はいろいろと持っているんだけど、何がいいんだろうかって話だ。

迷ったあげく、少し前に流行った「金持ち父さん、貧乏父さん」を貸した。

この本、マルチ関係者のバイブルみたいでイメージ悪いけど、その点をのぞけば「お金」について教えてくれる悪くない本だと思う。10年以上前の本なので、この方法論が今も成り立つのか、細かい部分は精査する必要があるけど、率直に「お金」について考えさせられるという点では悪くはなさそうって話だ。

学校では教えてくれないお金の話

お金の稼ぎ方や考え方、リテラシーは重要なことだけど、学校ではほぼ教えてくれない。ベンチャー意識のある学生や社会人が自主的に学ぶ程度だ。大学の経営学部とか何を教えてくれるのかわからないけど経営理論とも少し違う、根源的なお金の稼ぎ方については、少なくとも義務教育レベルでは聞いたことがない。生きていく上でこんなに重要なことなのに現代の教育制度の中ではスルーされている。せいぜい社会科見学や職業体験で、それは稼ぎ方ではなく、作業を体験してるってレベルだ

親子間でもお金の話はタブー

親子間でもお金の話はタブー視されている家庭もあると思うし、うちもそんな感じだった。お金の話をするのを「いやらしい」という感覚は今でもあるし、事実としてプライバシー性の高いことなので、人前で話すのが憚られることはある程度は理解できる。ただ、もっと根の深い、日本人の伝統としてお金は「不浄のもの」として扱われているような感覚さえしてしまう。

日本はずっと学歴社会で高学歴から大企業に入ることが極めて安定的にノーリスクで安全にお金を手に入れることができる方法だった。

それは親達の「勉強しなさい」という言葉に集約される。勉強した後の話は他人任せか、常識の範囲でしか導けないし「勉強しなさい」という言葉は伝える側も楽なキーワードだ。

大阪人っぽい私の商売原体験

子どもの頃、ファミコンのカセットを買って欲しかったけど親はお金がないとか理由をつけて買ってくれなかった。いくら足りないとか、うちの収入がどれぐらいとかは子どもには教えない。私に与えられた唯一の選択肢は「我慢すること」だった。何より欲しいものを買うために、自分で稼ぎ出す方法ってのは、まったくうちの親は提示してくれなかった。

小学校5年ぐらいの頃、当時は情報が今ほど行き渡ってなくて、こっちのファミコンショップでソフトを買って、別の中古ソフトで売れば高く売れることに気がついた。特にくにおくんシリーズとかね。それでこっちで買っては向こうで売って、けっこう小学生にしてはいいお金になった。今でいう「せどり」の手法だ。もちろん、高く売れると思ったものが値下がりしていて売れなかったり失敗もあったけどね。

それでも1個のカセットの差額が1000円単位の利益になるなら、小学生レベルでは十分なお小遣いだった。ある時、お金を変に持っているので怪しまれて親に説明したことがあった。その時、うちの親は少なくとも褒めてはくれなかった。怒ることもなかったんじゃないかと思うけど、少しネガティブなことのように「せどり」を捉えていたかもしれない。場合によっては、この小学生の私の行動を怒る親がいても不思議ではないのは感覚的にはわかる。

どこかのタイミングで誰かが教えてくれる仕組み

子どもだから何もできないってわけではなくって、逆に子どもだから許される商売もまたあると思う。配られているカードが何かをまずみないと、勝負のしようもない。
お金を稼ぐ知恵は本当に人生の中で極めて重要なのに、自発的に学ぶしかないってのは、少し問題があるんじゃないかと私は思う。ちょっとバランスが悪いよね。

ネットで面白い記事を見つけた。

小6の息子が知らぬ間にデータ入力のアルバイトをしていて月に2万ほど稼いでいました

親の戸惑いもわかる。全体的にこの親の対応って間違ってないと思うし好感も持てた。

「年齢詐称は悪いこと。あんたは勉強や運動をすべき時期であって、アルバイトするような年齢じゃないでしょ。」

確かにその通りだけど、もう少し踏み込んでいい気もする。「年齢詐称は悪いこと」ではあるのは事実だけど、世の中には変なルールやわけのわからない規制も多い。ルールに従うことだけではなく、ルール(規制)を回避する手段や、裏道を見つける能力って、勉強や運動と同じぐらい大切な能力ではないかと思う。誰も損をしない、関わるすべての人が得する解決方法だ。何かの問題が発生した時に、そこで諦めるのではなく問題を解決する能力が人生では問われる。起業家や偉人はみなそんなルールや規制を回避してきたからこそ、名を残すような人になれたんだろうと思うしね。

この続きにあるように、親の意見もわかるし、遵法精神やコンプライアンスを軽視してもいいってわけではない。

親がいう勉強や運動と同時に、この年齢からお金の稼ぎ方も鍛えていったら、立派な人になりそうだよね。

金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん貧乏父さん ロバート キヨサキ シャロン・レクター(公認会計士) 白根 美保子 筑摩書房 2000-11-09
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